DAOとは何か 分類編

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前の記事でDAOの基盤的な概略を解説しましたが、おそらくまだ多くの方が具体的にDAOがどう動いているかを納得できていないのではないかと思います。今回は実際のDAOをいくつか取り上げながら、自律分散組織がどのように機能しているのかを説明してみたいと思います。

DAOの分類

ひとくちにDAOと言っても個々のDAOはそれぞれ目的や内容は大きく異なっています。カテゴリー分けもなされていますが、公的に決まっているようなものではありません。ここではDAO LandscapeというDAOを分類するサイトに倣いたいと思います。

DAOには概ね以下のものがあります。

  • オペレーティングシステムDAO (DAO Operating System)
  • プロトコルDAO (Protocol DAO)
  • 基金DAO (Grants DAO)
  • 投資DAO (Investment DAO)
  • サービスDAO (Service DAO)
  • ソーシャルDAO (Social DAO)
  • コレクターDAO (Collector DAO)
  • メディアDAO (Media DAO)

オペレーティングシステムDAO

初期のDAOでは参加者が自ら基礎構造となるブロックチェーンやスマートコントラクトの作成、資本としての仮想通貨の管理手続きなどを行っていましたが、現在ではそうしたDAOの立ち上げに関わる業務を肩代わりしてくれるオペレーティングシステムDAOがあります。

オペレーティングシステムDAOはDAOの設立の手続きや資金上のサポートなど、DAOの基盤となるスマートコントラクトとツール類を提供し、DAOの立ち上げをスムーズにしました。

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プロトコルDAO

プロトコルDAOは主にDeFi(分散型金融)の運営のためのDAOです。DeFiは分散型ネットワーク上の仮想通貨の金融機関のようなもので、スマートコントラクトによって自動実行されているサービスです。この一連の手続き(ソフトウェアプログラム)のことをプロトコルと言います。

MarkerDAOはプロトコルDAOのひとつで、ステーブルコインのDaiの開発を行っています。

基金DAO

基金DAOは寄付金や出資を集めてその運用と基金の配分を行うDAOです。その成立から非営利な活動が主で、社会的な問題の解決のための活動や運動に対して支出を行います。

もちろんDAOなので、活動内容や出資対象も寄付を行った参加者の投票によって決められます。

代表的な基金DAOとしてMolochDAOがあり、遅れていたイーサリアム2.0への支援金を管理するために作られました。

投資DAO

投資DAOは投資を目的にしたDAOで、内容自体は基金DAOを営利目的に拡張したものになっています。参加者から集めた資金を仮想通貨やNFTなどに投資し運用益を配分します。実質的に投資ファンドのように扱われることが多いようです。

投資DAOは利用者保護の観点から法的制限も多くなり、求められるセキュリティのレベルも高いので運用コストが高くなってしまうことが課題になっています。投資DAOについては別の記事で詳細を書きたいと思います。

ここでは投資DAOの例としてThe LAOをあげておきます。The LAOは米国のベンチャーキャピタルファンドとなっています。

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サービスDAO

サービスDAOは分散ネットワーク上で働く人材の流動性を担い、分散作業グループを形成することを補佐します。外から見ると傭兵のギルド、働く人から見るとネット上の仕事を仲介をしてくれます。

クリエイター、法務、マーケティング、開発、財務管理などの専門知識をもった人と主に他のDAOやWeb3組織との間の関係を取り持ちます。

DAOの形成自体は比較的簡単にできるものの、参加者に実際にそれぞれの能力を活かした活動をしてもらいDAOを駆動してゆくことは困難です。それぞれの参加者は全体の課題や問題が見えているわけではありませんし、自らの貢献がどう役に立つのか、何をすれば良いのか、報酬に関しての取り決め等々などDAOが抱える問題は多いからです。

サービスDAOはこうした問題点を外部から助言し、参加者に具体的な活動を促したり、人材を外部から連れてきたりします。DAOの人員面からの運営と独自の文化の定着を担っていたりします。

ソーシャルDAO

ソーシャルDAOは社会資本であることに焦点を当てて、コミュニティを形作ることを目的としています。グループチャットをDAOにしたというよりも、グループチャットにトークン保有を持ち込んで活動のインセンティブにしています。

共通の関心事項を中心に情報や価値観を共有することを目的としているわけですが、参加者の規模には自ずと限界があるので、個人的にはDAOである必要性があまりわかりません。初期のメンバーと新規の参加者では立場がかなり変わってくるのではないかと思います。

コレクターDAO

コレクターDAOは主にNFTを収集する目的で作られたDAOです。高額なNFTはなかなか個人では買えませんからこうしたDAOも必要になるのでしょう。

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メディアDAO

メディアDAOはコンテンツの製作者と消費者が双方向に関わることを目的としたDAOです。

DAO内では専門知識を持った製作者がDAOの資金を使って消費者であるDAO参加者と共同でコンテンツの作成を行います。コンテンツから得た収入は共有します。

今後のコンテンツはDAOで制作し管理するものが出てくるということなのでしょう。

おまえ

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