King Gnu「BOY」歌詞分析

スポンサーリンク

BOY

2021年12月リリース曲、テレビアニメ「王様ランキング」OP。

この曲は雰囲気や印象が「ねっこ」と似ている気がしますね。リリース順からすると「ねっこ」が似ているということだろうけれど。

歌詞分析

「BOY」は夢を追いかける中で、劣等感を感じたり挫折したとしても、諦めずに走り続ける姿そのものを肯定し、力強く背中を押す応援歌になっていると思います。

相変わらず、アニメ「王様ランキング」もその原作漫画もまったく知らないのですが、おそらく少年漫画の王道な感じなのでしょう。

いずれにしろアニメの作品世界を借りていたのだとしても、King Gnu独自の色がある歌詞になっているのであろうと想像しています。

この楽曲は若者への応援歌として構成されているので、基本的に歌詞にはウラ構造は作られず、ストレートな表現になっていると考えるほうが適当でしょう。

ただし、この歌詞の視点となっている語り手とそこに描き出されている少年は、King Gnuのメンバーとその少年時代を想起させるように構成されています。もちろんこれはMVを見た人には自明のことではあるでしょう。

おそらくアニメとは「不完全なヒーロー」というテーマが共用されており、理想と現実のギャップに苦しみながら、ひたむきに努力を続ける姿勢が描かれ、それをありのままに肯定することが美しいと主張されています。

ありのままであることを肯定しながら、一方で「叶わないと判って尚、抗う」ことにも価値が置かれ、「誰とも違う美しさ」というあたりは、多様性を尊重する価値観があるように見えます。また完璧でも理想的でなくとも良い、自分らしくあることの価値が強調されてもいて、多少都合が良すぎる感じもあるのですが、不完全であることに悩む少年へのエールはそうなってしまうものかもしれません。

狩生

  ■ セミリタイヤブロガー ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
  ■ のんびり生きましょう ■

読書 / 古代史研究 / ウォーキング / ダウンシフター / ドロー系絵描き / AppSheet / 脱消費主義 / 英文小説

著者をフォローする
歌詞分析
スポンサーリンク
著者をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました