落語鑑賞 【趣味紹介】

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落語は日本の伝統芸能で、江戸時代初期から続いている大衆寄りな娯楽になります。落語を鑑賞するには寄席(よせ)と言われる演芸場に行くことが基本になるでしょう。

今回は、落語鑑賞を趣味として紹介させていただきます。

落語鑑賞とは

落語の演者は噺家(はなしか)と言われます。この噺家が演じる落語の話芸を寄席で鑑賞することが落語鑑賞という趣味になるでしょう。

もちろん派生的な趣味として、自分で落語を演じたり、落語を書籍で読んだり、落語そのものの研究や、新作落語の創作などが考えられます。鑑賞するにしてもDVDやCD、ストリーミング動画などで見るという人もいらっしゃるでしょう。

落語とは

落語には古典落語と新作落語があります。古典落語は古くから演じられてきた落語のことで厳密な定義があるわけではありません。また噺と噺家は切り離せない関係にあり、噺家は高座で何を演じても良いというわけでもないそうです。

落語噺は数限りなくあるというわけではないのですが、新作落語を含めて千作品以上はあります。その中でよく知られていて実際に演じられる主なものになると100も行かないぐらいにはなるでしょう。

落語の楽しみの本質は噺家さんたちの話芸を味わうことにあります。鑑賞している人たちの多くは噺の内容やオチがどうなるかもおおよそ知った上で楽しんでいます。同じ噺を演じても噺家さんによってだいぶ印象は変わってきます。

噺家さんは高座に上がるまで何を演るのかは決めず、寄席に来ている人やマクラでの反応を見て噺を決めるそうです。噺の内容は噺家さんによって改作されていたり、その場その場で変わることもあります、まるでライブ演奏のような楽しみ方ができます。

寄席に行こう

落語はライブであることが重要なるので、寄席に行って楽しむことが基本的な楽しみ方と言えます。ぜひ近くの寄席や演芸場に足を運んでみましょう。

寄席は毎日営業しています。昼の部と夜の部がありますが基本的には入れ替えはありません。演目や出演者は月の上旬(上席)、中旬(中席)、下旬(下席)で変わります。入場料は2,000円から3,000円であることが多いです。

趣味としての落語鑑賞

落語は昔からある一般的な娯楽なので鑑賞する趣味としての形式も概ね決まっているところがあります。ここでは主体的に行う趣味を推奨していますので、落語をただ消費的に鑑賞するだけでは終わらず、趣味として能動的に落語と関わる楽しみ方をしていただきたいと思います。

大学の落研(落語研究会)などでは、落語の鑑賞というよりも、むしろ落語を演じて話芸を磨くことが主な活動内容になっています。指導者や練習場所の確保の問題はあるでしょうが、落語の演技も趣味になるでしょう。

落語鑑賞において大きな分岐点になるものとして、寄席の場所が限られているという問題があります。地方にお住まいの方はおそらく寄席で落語を定期的に鑑賞することは難しいでしょう。

そのため大半の方はオンラインストリーミング、DVD、有線放送、衛星放送などの落語チャンネルなどを利用することになるでしょう。

落語に対してほとんど知識がない状態であれば、最初は動画などを鑑賞して代表的な噺や寄席での進行についての知識を蓄積することから始めましょう。ある程度の知識が付いたら、自分が楽しめる方向に意識的に行動すれば良いのではないかと思います。

落語鑑賞の楽しみ方

落語自体が娯楽として十分に成立していますので、単純に鑑賞しているだけでも十分に楽しめるのではないかと思います。歴史的あるいは文化的な知識も学習できますし、趣味として探求するだけの奥深さもあるでしょう。

古典落語は数も限られていますから書籍などで事前知識を得た上で、噺家の演技を鑑賞したら良いと思います。個人的にはベタですが「芝浜」が好きです。

噺家に推し活のようなことがあるのかは知らないのですが、寄席に直接行ける環境にいる人は特定の噺家にこだわってみるのも良いでしょう。

おそらく落語はこれから大きく発展するような娯楽にはならないので、文化として失われることが多くなってくるのではないかと思います。資料となる書籍や映像記録も貴重になってゆく可能性は高く、趣味とする場合は早めに確保するようにしたほうが良いかもしれません。

落語鑑賞の注意点

落語はどうしても鑑賞するだけになりがちです。もちろん楽しむのであればそれでも十分なのですが、長期的な趣味とするなら少し主体的な活動を取り入れたいところです。

まとめ

根拠は特にありませんが、落語の趣味人口は200万人程度としたいと思います。寄席に定期的に通っているような人に限定すると20万人もいるのかなあという感じなのでは。それでも定番的な趣味の中では多いほうでしょうか。

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お金がかからない一人でできる時間を選ばない場所を選ばない
狩生

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