お金がかからない趣味はどんなものがあるでしょうか?
趣味を楽しむための人生
人生を楽しむためには日常の生活の内容を意識的に楽しいものにしてゆくことがポイントです。
そのためには、趣味を楽しむ時間を充実させてゆくことが重要になってきます。
趣味を楽しむために
人それぞれに趣味の楽しみ方は異なるでしょうが、趣味生活を楽しんでいる人に共通していることがあります。
その一つは趣味をやって「楽しい」と思える、実感できるということです。そんなの誰にでもできるだろう、と思われるでしょうが、案外できない人が多いのです。楽しんでいる自分を許すことができないんですね。
自分で自分を楽しませることができるというのはそれ自体でひとつの能力です。この能力を伸ばすことができれば人生の幸福度は一気に上がるでしょう。
もう一つは「楽しみ」を基本的に自分の中だけで完結できるということです。楽しさの評価を自分でつけて自分で納得してゆくわけです。自己満足さえできるならそれで趣味の目的を果たしているといえます。
自己満足というと否定的に取られることも多いですが、趣味の「楽しみ」においては他者の評価はまったく関係がありません。
もちろん他の人といっしょに趣味を楽しんだり、交流したり、批評しあったりすることも趣味の楽しみのひとつですが、それは自己満足を達成した上での、あくまで付加的な要素であることは意識しておきたいところです。
趣味を選ぶ
では、これから趣味を選ぶとしたらどのようなポイントがあるでしょうか。
一人でできる
一人でできる趣味の利点として、先程の自己満足を得やすいということがあります。一人であれば、自分の主観による楽しみと満足に集中しやすくなります。
他者が周囲にいると、どうしても目が気になったり、ペースを合わせたり、人間関係に配慮する時間が増えてしまいます。
趣味を共有するサークルなどに入ったり、成果物を発表するために他の人と関わってゆくことも当然あるでしょうが、それは手段であることを意識しておきましょう。
お金がかからない
一般に趣味はお金がかかるイメージがありますが、それほどかからない趣味もたくさんあります。いまから選ぶのであれば、あえてお金のかかる趣味を選ぶ必要はないでしょう。
お金のかかる趣味は、見栄えがよくて分かりやすいものが多いですが、「楽しさ」でお金がかからない趣味が劣るのか、と言えば全くそんなことはありません。
家計的な収支で言えば、お金がかかる趣味は負債として位置づけてよいでしょう。幸福度の収支で考えるならばお金のかからない趣味は優良な資産であると言えます。
また、お金のかからない趣味の最大の利点は、お金がかからないということで、趣味を複数持ったとしてもやはりお金がかからないのです。
とは言え、現在社会では希少なのは「お金」ではなく「時間」のほうです。月に千円程度の支出はかかるものも含めて考えてみましょう。
状況によって選択できるようにする
複数の趣味を持てば、状況によって選択できます。天候が悪いときは屋外での趣味は避けて屋内でできる趣味を選べます。時間がある時やない時で変えることもできますし、その時の気分によって変えてもよいでしょう。
おおまかに屋外と屋内、場所を選ぶもの選ばないもの、時間がかかるもの合間時間でもできるもの、はじめるのにすこし気合が必要なものと気楽にはじめられるものなどで、なるべく重複しない領域の趣味を複数個選んで設定してみましょう。
運動系、知識系、創作系、実用系で揃える
趣味を複数選ぶのであれば、身体の健康のためにも運動系の趣味は何かひとつ入れたいところです。ジョギングやウォーキングのように一人で手軽にできるものが良いと思います。
読書や英会話などの学習、映画や動画などを鑑賞する趣味。こうした知識をインプットする趣味は自分の世界を拡げてくれます、これも何か入れたほうがよいでしょう。
絵を描く、小説を書く、楽器を弾くなどの創作系の趣味は趣味の王道です。おそらく何かを自分で生み出すことは人間の根源的な喜びなのだと思います。自分の中の世界をアプトプットして表現できるようになるのは素晴らしい体験になるでしょう。これも何か入れたほうがよいです。
料理や家庭菜園などの生活に密接に関連した趣味は、あえて選ぶ趣味として必須というわけではありませんが、生活の楽しみを拡充するという意味で趣味の目的に適っていると思います。
このように趣味には性質があります。この性質を分散して選ぶことによって趣味生活がより充実したものになってゆくでしょう。
成長を実感できるもの
よく自分にはできそうもないからやらない、と始める前から諦めてしまう人がいるのですが、それはもったいないことです。
たいていの趣味では、まったくできない初心者からある程度できるようになる中級者になるまでが一番楽しい時期と言われます。中級者から上級者になるのはいろいろな研鑽を積む必要があったりして単純な楽しさだけでは続けるのが難しくなってきます。
誰でも最初はうまくできないのが当たり前です。お金がかからない趣味ですからとりあえずやってみればいいのです。自分の成長を実感してゆくようにすれば、きっと中級者になるまでは楽しんでやることができると思います。
もし楽しさを感じることができなくなったなら、あっさり止めて別の趣味を始めるのもよいでしょう。お金がかからない趣味ですから止めやすいのも良いところです。楽しむのが趣味の目的ですからそこは見失わないようにしましょう。
もちろん多くの趣味の学習曲線は一直線にはなっていないでしょうから、自分の習熟状況を冷静に見ることも必要になるでしょう。
実益を追求しないもの
雑誌などでお金のかからない趣味として貯金とかセドリなどの副業があがっていたりしますが、収益を目的としたものは基本的に仕事だと思いますので趣味としては考えないようにしましょう。
仕事を楽しめる人もいらっしゃるでしょうし、仕事を楽しむように持ってゆくことも大切だと思いますが、やはり目的が大きく違いますので趣味と仕事は切り分けましょう。
趣味と実益を兼ねるのも程度問題ですが、実益を得るために趣味の楽しみが毀損されているならそれはやめておいたほうがよいでしょう。
また趣味が高じてプロになるとか、商売になるということも稀にはあるでしょうが、趣味に対する目的が大きく変わってしまいますので慎重に考えましょう。
運動系の趣味
ここからはカリュウのおすすめする運動系の趣味を解説していきます。
1) ウォーキング
カリュウはもともとジョギングを長くやっていたのですが、心肺機能の負担の問題から数年前にウォーキングに切り替えました。
そういうこともあって、ジョギング的に歩き方や速度を意識しながらやっているのですが、一般的にはウォーキングは散歩と同じようなイメージのほうが強いのかもしれません。
写真を取りながらとかスマホの位置情報ゲームと絡めてとか人によってやり方はいろいろあるでしょう。季節を感じながらキビキビ歩くのは十分な有酸素運動になります。
モチベーションを維持するためにスマホで歩数やコースを記録するのがよいと思います。
コストもウォーキングシューズぐらいでほとんどかかりません。一人でできますし、時間や距離も自分で好きなように調整できます。
趣味と言うには地味すぎるのかもしれませんが、運動であることを忘れなければ、案外負荷があってやりごたえはあります。
2) 軽い筋トレ
ウォーキングが悪天候のためにできないときに代替として屋内で軽い筋トレを行っています。
筋トレと言うと筋肉肥大したマッチョマンのイメージかもしれませんが、カリュウがやっているのは筋量維持のためのトレーニングです。加齢に伴って筋肉量が落ちつつあるので。もはや趣味とは言えないかもしれませんね。
筋肉肥大のための筋トレはそれなりに計画的に時間をかけて行う必要があるのですが、カリュウの軽い筋トレはいくつかの運動を数回ずつやっていくだけなので20分程度で終わります。
一応ダンベルは使っていますが、最近は自重トレーニングだけでも良いのかなと考えています。
自重トレーニングはコストもかかりませんし、時間もかからないのでオススメです。
3) サイクリング
カリュウのかつての趣味は自転車でした。自転車趣味はどうしても自転車の車体、パーツ、その整備、ウェアなどに力点が移ってしまうのですが、基本的に自転車に乗るほうで楽しむ趣味がよいでしょう。
サイクリングは有酸素運動としても優秀で、無理なく運動ができます。移動距離もかなり稼げるので、移動手段として生活の中心に位置づけることもできるでしょう。
遠出するときなどは準備や移動に時間がかかるので、まとまった時間を作るのが少し大変です。自転車自体も良いものはそれなりの値段がするので、厳密に言えばお金のかからない趣味とは言えないかもしれません。
いろいろな発展性や可能性はある趣味だと思うので工夫の余地はあると思います。
カリュウの住んでいる地域は自転車の移動にあまり適した環境ではなかったため、安全などを考えてやめることになりました。将来的に原付に乗れなくなったときには復活しようかなと考えています。
知識系の趣味
メディアとなる本やPCなどから知識を得たり、内容を鑑賞する趣味です。
現在はスマートフォンなどから動画や映画などをなんとなく見るような感じのことが多いでしょうが、趣味とするからには、ある程度意識的に自分の知識を深めたり、自分なりの意見を醸成してゆけるように見てゆくほうがよいでしょう。
4) 読書
いろいろなメディアはありますが、読書は知識系の趣味の中では中核的な位置を占めているでしょう。
趣味選びに迷うのであれば、とりあえずは読書をしてみることをおすすめします。
いろいろな世界の知識を知れますし、何より自分の中の世界が少しづつでも広がってゆくのが楽しいです。新しい可能性も感じられて人生が豊かになった気分になれるでしょう。
コストも図書館などを使えば低く抑えられますが、時間的に月に何十冊も読めるものでもないので、得られるものからすれば、あまり気にしなくてもいいのかなと思います。
これから始めるのであれば電子書籍の利用をおすすめします。
5) アマチュア研究
カリュウの趣味の一つは古代史研究です。もちろん趣味レベルの話です。それでもいずれ何か少しまとめることができればブログなどで発表してゆきたいと考えています。いつになるかはわかりませんが。
アマチュア研究の対象はありとあらゆるものが考えられますが、お金のかからない分野を選べば何でも好きなことができると思います。特に学術的に意味のあるようなものでなくても構いませんし、むしろそちらのほうが楽しめるかもしれません。
マニアックな分野であればすぐにでも権威になれるでしょう。ただしある程度の趣味人口があるほうが交流できたりする分楽しいかも知れません。
6) 在宅オタク
カリュウはアイドルの在宅オタクをもう20年以上やっています。
一説によるとアイドルオタクは最もお金を落とすらしいのですが、アイドルの在宅オタクのほうは、ほぼお金を使わないのではないかと思います。カリュウもたまに音楽CDのダウンロード販売を利用する程度です。
アイドルオタクがお金がかかるのは全国を飛び回るために移動と宿泊が多く、グッズなどを大量に買うからでしょう。現在はSNSや動画などで必要な情報は手に入りますから、あまりお金をかけないでオタクをすることが可能にはなっています。もちろんそれをいつまで続けられるかは不明ではあります。
ライブの配信などを在宅のファン向けにやってくれる体勢が整ってくれば、カリュウももっと充実したオタク活動ができるのになとは思っています。
本来のオタクはモノを増やすものなので、趣味としてのオタクはあまりおすすめはしません。
創作系の趣味
趣味の王道の創作系趣味ですが、モノを作る趣味だと材料費や展示するためのスペースなどが必要になってくるので、モノ制作はあまりおすすめしません。なるべくネットとデジタル端末だけで完結するもののほうが今の時代に合っていると思います。
デジタルだと文章、CG、動画、音楽。文章は小説やブログなどの記事、CGは3Dモデルなども入るでしょう。音楽や動画は鑑賞する人は増えていますが、作る人はまだまだ少ないので思わぬ成功のようなこともあるかもしれません。
7) ブログ
ブログも終わったなどとよく言われますが、SNSも今後はそれほど進展してゆくようにも見えないので、結局ネットはブログが中心に回帰してゆくのではないかと思っています。
個人が情報を発信してゆくことを考えると、動画かブログしかありませんし、SNSではできないことが多すぎると感じます。ブログは作り方を自分で選んで、好きなペースで書けます。何か主張したいことがある人はまずブログをやってみたら良いと思います。
カリュウはブログを何度か挫折した経験があって、今回も何度めかの挑戦です。今回はちょっとした収益化まで頑張ろうと思っているところです。
8) イラスト
イラストはもちろん紙にも描けますが、モノになってしまうことを考えるとデジタルでやりたいと思ってしまいます。デジタルであればネットで誰かに見てもらうことも簡単にできます。
CGはペイント系とドロー系があるのですが、カリュウはドロー系のinkscapeで簡単なイラストを描いてます。
カリュウは絵の才能はありませんが、あることがきっかけで絵を描く羽目になり、それ以後はなんとなく続いています。少しづつですが技術的にはあがっている気がします。それが楽しいところですね。
イラストはネットと親和性が高いので簡単なものでも描けるようになると、できることの幅が広がります。趣味としてもよいのではないかと思います。
9) プログラミング
プログラミングは学校教育でも取り入れられたそうですが、あまり趣味としてやっている人はいないかもしれません。学習コストがそれなりに高いので、業務として使うつもりがない人がやるには難しいところもあります。
ただお金はほとんどかからないと言っても良いでしょう。リファレンスなどの書籍はあまり安くはないですが、趣味レベルであれば必要にはならないでしょう。
最終的にカタチになるものを一度でも作れたら、あとは少しづつ高度なところに挑戦すれば良いだけなので成長する楽しさがあるのですが、やはり最初のところがなかなか難しいのかなと思います。
カリュウは簡単なandroidのアプリケーションをチマチマと作っていましたが、今後はクラウド系のウェブアプリに挑戦しようかなと考えています。
実用系の趣味
生活に密着したガーデニングとか家庭菜園とかの趣味を考えていたのですが、あまりお金がかからないという話になると、実はそれほどないのかなという気がしています。
10) 料理
おすすめの中に入れておいてなんですが、カリュウはあまり料理はしません。
でも料理はちゃんとやれば奥深いでしょうし、最終的に自分で食べるわけですしね。楽しめる要素はたくさんあると思います。カリュウの憧れの意味で入れてみました。
でも料理って工夫や創作の余地って実はあまりなかったりするんじゃないかなあと、定番料理ばかり食べているカリュウは思ったりもします。
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