原付のメンテナンス 自分で整備してゆくためのプラン作り

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原付をなるべく長く乗るためには定期的なメンテナンスをする必要がでてきます。

故障や整備の手間を減らすには計画的なメンテナンスを行うことが大切です。

原付の整備はショップに頼むこともできますが、オーナー自ら行うほうが確実で経済性も良い結果になるでしょう。

メンテナンスには簡単なものから個人がやるのは難しい作業まで、様々な項目がありますが、何をどこまでやれば良いのか、またどれくらいのペースで行えばいいのでしょうか。

メンテナンスはどうして必要なのか

原付はクルマと比べて小さな馬力しか出せません。その小さなパワーでクルマとそれほど変わらない距離と速度で移動していることになります。つまり原付は機械的な限界域近くまで振り絞って走行していることが多いわけです。また各所の耐久性などのマージンや容量が少ないこともあって、損耗が激しいということもあります。

このため原付はクルマに比べて必要なメンテナンスの頻度は多くなっています。メンテナンスをしないまま放置していても、しばらくはそのまま走れますが、別の部分にも負荷が波及してゆきます。そうして次第に走行性能が落ちてゆき、最後には壊れてしまうでしょう。

なぜ自分でメンテナンスするのか

すべてのメンテナンスをショップに頼んだとしても、そのサービス料金はクルマの整備費用に比べても安いのですが、もともとの原付の車両代や維持費が低いこともあって、妥当な料金でもユーザーには割高に感じられるでしょう。

また、ショップに頼むにはメンテナンスごとに原付を持ち込まなければなりません、すぐに対応してもらえて、すぐに終わるものであればまだ良いですが、しばらく預けることになると、その時点から移動手段がなくなってしまいます。ショップにすべてのメンテナンスを任せるのはあまり現実的ではないのかもしれません。

メンテナンスの頻度の高さとショップに持ち込む時間と手間、料金の割高感などのために、原付に長く乗っている人の多くが、自分でできる整備は自分でする、というところに行き着くのです。

計画的に効率よくメンテナンスをしていれば、それほど手間もかからず故障も少なくてすみます。原付に愛着をもって長く乗れるように、ぜひ整備計画を立てて実行しましょう。

どのようなメンテナンスがあるか

点検

クルマには日常点検、始動前点検、定期点検などがありますが、原付もこうした点検は行ってゆきましょう。始動前に灯火類が点くか、ブレーキが効くか、タイヤの状態ぐらいは簡単にでも点検しましょう。

週に一度くらいはタイヤの空気圧をチェックしましょう、少しタイヤを握って硬さを感じてみるぐらいでも良いでしょう。異常を感じたら空気圧ゲージと空気入れを使って適正圧にしましょう。

実は、定期的なメンテナンスがきちんと行われていれば点検はこれぐらいで済んでしまいます。あとは乗っているあいだに普段と異なる挙動(エンジン、駆動系などの異音、加速時や停止時の違和感、操舵性)を早めに感じとれるようにしましょう、優先的にメンテナンスすべきところがわかります。

消耗品の交換

4ストの原付スクーターでは以下のような消耗部品の交換作業があります。

原付の消耗部品の交換
  • エンジンオイル交換
  • タイヤ交換
  • バッテリー交換
  • ヘッドライトバルブ交換
  • スパークプラグ交換
  • 駆動ベルト交換
  • エアフィルター交換

もちろん他にも細かいものはありますが、いずれも上記のついでに点検、交換できると思います。

原付はメンテナンスと言ってもほとんどは交換作業で、修理や調整、補給のようなことはあまりありません。何かが壊れたとしても、結局はパーツの交換になることが多いでしょう。

したがって交換部品をあらかじめ用意しておかないとメンテナンスはできません。この意味でも計画的に整備することが必要になるわけです。

その他のメンテナンス

交換作業以外にも管理項目はありますが、特に意識しておくほどではないでしょう。

その他のメンテナンス項目
  • 洗車、清掃
  • グリス、潤滑剤の塗布
  • バルブのカーボン噛み対策

メンテナンスノートを付けよう

紙でもテキストエディターでも形式はなんでもいいのですが、例えばスマホのメモアプリなどで原付のメンテナンス記録簿を付けましょう。メンテナンスをした「日付」とその時点の「走行距離」「メンテナンスの内容」を一つのレコードとして付けてください。

そしてメンテナンスをするつどレコードを追加してゆきます。このように記録を蓄積することによって、例えば前回前輪のタイヤを交換した時期や距離がわかり、次回の交換がいつ頃になりそうかを推測することができます。

2018/11/20 023200 バッテリー交換
2019/01/24 023440 エンジンオイル交換
2019/03/03 023530 駆動ベルト交換 ウェイトローラー交換
2019/08/14 027020 後輪タイヤ交換

メンテナンスのローテーション化

メンテナンスのコツは早めの交換にあります。迷ったら交換ぐらいでちょうど良いでしょう。

メンテナンスの計画はエンジンオイルの交換サイクルをベースにして考えましょう、オイル交換の作業は慣れると10分もかからないぐらいです、ついでに他のメンテナンスをすると作業の効率がよいです。

以下はカリュウのメンテナンスサイクルです。これは目安であり、点検の結果交換が必要と判断すればこれにこだわらず作業してしまいます。まだ細かな調整は必要だと考えていますが、参考になれば。

エンジンオイル交換1000km走行毎 or 三ヶ月毎
タイヤ交換前輪 20000km走行毎、後輪 7000km走行毎
バッテリー交換10000km走行毎
ヘッドライトバルブ交換10000km走行毎
スパークプラグ交換5000km走行毎
駆動ベルト交換7000km走行毎
エアフィルター交換20000km走行毎

狩生

  ■ フリーダウンシフター ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
  ■ のんびり生きましょう ■

読書 / 英語小説 / 古代史研究 / ドロー系 / ウォーキング / python / 脱消費主義 / 新米ブロガー

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