glafit NFR-01 Lite:諸元

モデル名 | NFR-01 Lite |
サイズ | 1300mm x 560mm x 1080mm |
車両重量 | 19.5kg(バッテリー装着時) |
バッテリー重量 | 2.5Kg |
航続距離 | 定置走行測定:33km ※1 JEMPA 規格測定:24km ※2 |
モーター定格出力 | 0.35kW |
走行モード | 車道専用(20km/h)・歩道可(6km/h) |
登坂力 | 22% |
最大荷重 | 100kg |
適応身長 | 140cm以上 |
乗車定員 | 1名 |
バッテリー種別 | リチウムイオンバッテリー |
バッテリー電圧 | 36V |
バッテリー容量 | 7.8Ah |
充電時間 | 4時間 |
駆動方式 | インホイールモーター |
タイヤサイズ | 14 x 2.125 |
制動装置形式 | ディスクブレーキ |
※2 JEMPA規格とは-JEMPA制定の特定小型原動機付自転車の航続距離測定法
実際の走行では、荷重・風向き・勾配・外気温・発進 /停止の頻度などにより走行距離は上記パターンよりも低下する場合がございます。
EMB探訪:glafit NFR-01 Lite
glafitは和歌山県の電動サイクルメーカーです。電動バイクと自転車を「モビチェン」で切り替えにしたハイブリッドバイクのGFR-02が有名でしょう。
特定小型原付は2023年からの新車両区分で、免許不要(16歳以上)で最高速度20km/h、自賠責は必要、ヘルメットは努力義務となっています。
NFR-01 Liteは先行して発売されていたNFR-01 Proの廉価版という位置づけですが、特定小型原付バイクとして必要とされる機能を実用性を重視しながら厳選したという感じの製品になっています。
販売価格は187,000円(税込)となっています。またNFR-01 Liteには自転車モードはないので完全に特定小型原付としての運用になります。
モーター出力は0.35kW、バッテリーは7.8Ah(=280Wh)ですが、特定小型原付に求められる性能としては十分なものです。また専用充電器が付属しており、バッテリーは脱着可能です。充電時間は5時間となっています。
感想
特定小型原付はキックボード型などいろいろなものがありますが、実用性を中心に考えるとNFR-01のようなバイク型で折りたたみ機能は最低限まで省いたモデルが最も使いやすいのではないかと思います。
いずれにせよ時速20kmの制限がありますので、往復10km以内の短距離運用が主な用途になるでしょう。そうすると日常生活を支えるモビリティとして必要な機能をかなり割り切れる人か、もしくはクルマを所有した上で近郊への移動やレジャー用途での使用ということになるのでしょう。
特定小型原付の運用の認識としては自転車や電動アシスト自転車を置き換えるものとして考えるほうが近いでしょう。もちろん実際の走行方法は自転車とはかなり違いがありますので注意が必要です。
電動バイクで言っていた普及ラインを特定小型原付バージョンで考えると、性能的にはすでにクリアしていると考えます。あとは価格ですが十数万円で手軽に入手できる体制ができれば普通に普及しそうに思えます。
NFR-01 Liteの187,000円はかなり思い切っているとは思いますが、電動ミニバイクがこのあたりに迫っていることを考えると、もう一声欲しいところです。
個人的には少し起伏の多い地域に住んでいるため、特定小型原付での生活は難しいかと思っていたのですが、実際の生活圏をもう少し絞ることができるなら十分に候補にはできるのかもしれないと思わされた製品でした。
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