COSWHEEL MIRAI S:諸元

モデル名 | COSWHEEL MIRAI S |
区分 | 原動機付自転車 |
カラー | マットブラック・ピュアホワイト・グレー |
希望小売価格 | 198,000円 |
モーター出力 | 500W |
制動装置型式 前/後 | 前後輪 / 油圧式ディスクブレーキ |
タイヤサイズ | 20” x 4″ |
車両重量 | 約35kg |
本体サイズ | 全長1630× 全幅600× 全高1050mm シート高770mm |
サスペンション 前/後 | 正立式 /リンク式モノサス |
最高速度 | 約45km ※1 |
バッテリー出力 | 48V/10Ah |
充電時間 | 約3時間 |
最長航続距離 | 約30km ※2 |
公道走行 | ○ |
私有地走行 | ○ |
EMV探訪:COSWHEEL MIRAI S
COSWHEEL(コスウエル)は中国の電動モビリティブランドです。日本のAcalie(アカリエ)がCOSWHEELと共同で日本市場向けに仕様変更したものがMIRAIシリーズだそうです。
MIRAI Sは、バイクモード、自転車モード、ハイブリッドモードの3種類の走行が可能であることを最大の特徴とした原付一種の電動モペットです。原付一種なので免許やヘルメット、自賠責保険なども必要です。
20インチのファットタイヤが個性的で、旧モデルなどとも基本的なデザインは継承されています。
またバッテリー容量は48V/10Ah(=480Wh)です。20Ahのバッテリーもオプション(6万6000円)で販売されるそうです。
少し気になったのは現行の原付一種の規格はモーター出力600Wです。ところがMIRAI Sの諸元は500Wになっています。この出力はあくまで定格出力なので600Wと表記してもそれほど問題になるとは思えませんが、何か理由があるのかもしれません。
感想
COSWHEEL MIRAI S で最もインパクトがある部分は20万円という価格でしょう。上の記事でも検討しましたが、個人的に電動ミニバイクの普及ラインを下のように考えています。
- 本体価格20万円を切る、できれば15万円前後
- 航続距離 100km (バッテリー容量 2kWh)
- 実用性重視
MIRAI Sは、現状手に入る電動ミニバイクのなかではもっとも普及ラインに近いモデルなのではないかと思います。しかし価格はクリアだとしてもまだ航続距離が足りていません。またタイヤサイズなどを見てもレジャー向けのモデルとして作られていて実用目的の使用はあまり考えられていないように見えます。
販売数のボリュームを考えると、こうした新規性のある製品では普及価格帯の製品でどれだけシェアを取れるかが問題になるのではないかと思います。現状はまだ製造コストがそこまで落ちていないのかもしれませんが、レジャー目的に振るのは実用性のあるモデルができてからでも良いのになと単純に思ってしまいます。
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