YTM週間Ranking 9/20〜9/26

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YouTubeMusic JAPAN Weeklyランキング 2024年9月20日〜9月26日を見ていきます。

Top100の概要

今週の入れ替わり曲は20曲、新ランクイン曲は12曲、リエントリー8曲でした。

今週1位は先週に引き続き「はいよろこんで (こっちのけんと)」でした。

Top10は先週とほぼ内容が変わりませんでした。「モエチャッカファイア (弌誠)」が今週3位浮上、また今週7位に「UNDEAD (YOASOBI)」が上昇、MVアニメが追加されていました。おそらく予定なのでしょうがアニメの制作は時間がかかるということなのでしょうね。

以前よりアニメ動画の付いたMV曲が強い印象がありましたが。多少タイミングがズレてもアニメを付けることに意味はあるのでしょう。アーティストのビジュアルだけでは間が持たないのでしょうけど、動画先行になってくると辛いところですね。

Top100では一時期かなり増えていた夏曲がいつのまにか姿を消してしまいました。残っているのは「若者のすべて (suis from ヨルシカ)」ぐらいでしょうか。

また先週に引き続いて今週もTop100総再生数自体が減っています。音楽コンテンツ消費市場がピーク説もあながち間違いではない可能性も出てきました。

今週も上位50位は安定、51位から100位までに入れ替え曲が集中している傾向があります。これが入れ替えの活性化が出ている証拠と取るか、定番化する曲の枠が縮んでいると取るかですが、もう少し観察してみたいと思います。

今週のTop100総再生数は1億706万回、1位は523万回、100位は42万回でした。

ポイント考察:K-POPはどう衰退するか

もちろんK-POPがここから盛り返してグローバルなメジャーな音楽ジャンルになってゆく可能性もありますが、世界的な音楽市場の成長性とK-POPの成長性が合致していないこともあり、K-POPは当面衰退するフェーズに入る可能性が高いと考えています。

K-POPはほとんどグループアイドルによるダンス曲ですが、これは音楽のクリエーター化の流れに乗っておらず。またアイドルグループの育成、運用は単純に費用や時間が多くかかることと、その成否のリターンの差も大きいので事業としてリスクが高いということがあります。

アイドルグループの育成システムは社会的な支援や理解があってはじめて成り立つものであり、一度失われてしまうと再構築には時間も費用もかかってしまいます。

K-POPを事業とするプロダクションの方針は様々であり一概に言えるわけではありませんが、前時代的な商慣行に頼った運営を行っているところも少なくないようです。

すでに韓国国内においてさえアーティストの数だけで飽和状態を迎えていると思われ、過剰な供給によりK-POP音楽市場は市場の体をなしていないようです。アーティストやクリエーターの質が高く資金を多く抱えている大手事務所はとりあえず影響を受けていないようにも見えますが、足元としてはかなり厳しい状況にあるのだろうと思われます。

K-POPの収益は音楽CDからストリーミングサービスへの構造変化はありつつも、ファンダムとライブからのものが二本柱になり、K-POPが前提としてきた社会的ブームの市場環境がなくなりつつあります。

ですから、いずれドラスティックな変化が起こる可能性が高いでしょう。一定の地位を固めたメジャーなアーティスト以外は軒並み姿を消して、韓国音楽市場にも音楽クリエーターの波が押し寄せることになるのかもしれません。

今週の新ランクイン曲

今週の新ランクイン曲は12曲、アンサム化予想曲は「ULTRA C (Reol & nqrse)」、あと「かわいいだけじゃだめですか? (CUTIE STREET)」は来週以降沈むと思いますが、MVが付けば定番化する可能性もあると予想します。

今週もリエントリー曲が多いのですが、今週34位「最高到達点 (SEKAI NO OWARI)」と今週35位「Pretender (Official髭男dism)」が圏外からこの位置まで復帰しているのが印象的。

38位 Ggum (YEONJUN)

YEONJUN(チェ・ヨンジュン)、TOMORROW X TOGETHERのメンバー。TOMORROW X TOGETHERは国内でも一定の人気のあるグループなので、その主要メンバーのソロ曲がこの順位でエントリーしても不自然ではないのですが、なんとなく違和感の感じもありますね。

48位 I want tomorrow to come (櫻坂46)

うーん明日があるか不安だから明日が来てほしいと思うのでしょうか。心情としてはよくわからない感じではある。秋元康の詩は叙述調で詩先曲なので、楽曲として聴くとまだるこしい印象が拭えない。ユニゾンで聞き取れないので、詩の内容はもはやどうでも良いのかもしれないけど。

またいまさらですが、コンテンポラリーなダンスではあるのだろうけど、人数と衣装でちっとも個が見えないなと思う。

52位 ロミオとシンデレラ (feat. 初音ミク) (doriko)

doriko(どりこ)はボカロP、この楽曲は2009年のもので昨年YouTubeに再アップロードされている。今回ランクインした過程については謎です。

55位 透明になりたい (Number_i)

アルバム「No.I」からのリリース曲。Number_iは意図して様々なジャンルの楽曲を歌っていると思いますが、個人的には彼らのバラード系の曲が好きなのでこの楽曲はかなり気に入りました。

派手さがないので代表曲にはならないでのしょうけど、歌唱のうまさが光る感じがします。

59位 Nightfall Ops (nqrse)

nqrseはボカロ曲をアレンジして歌う歌い手で、近年はライブストリーマー。この楽曲はゲームの原神に使われた曲になるのだと思います。

70位 Bang Bang Bangin’ (Live) (SixTONES)

順にライブ映像が公開されているのだと思います。前曲に比べてかなり聴きやすいと思いました。

76位 The White Lounge (Live) (Mrs. GREEN APPLE)

Mrs. GREEN APPLEのライブでの楽曲、ライブ映像は付いていませんがいずれ付くのかな。

79位 ULTRA C (Reol & nqrse)

ULTRA C ft.Rin・Len (Giga & TeddyLoid)」のカバー楽曲。どこかで聴いたことがあるなと思ってたらカバーなら当たり前でした。もとの楽曲が良いのと、ボカロ曲を歌うことができること自体がすごい。

84位 チャンカパーナ(Live) (NEWS)

NEWSのライブ映像、昨年末に3人体制になったと思うけれど、ドームライブは単純にすごい。「チャンカパーナ」は2012年の曲なのでかなり思い入れのある曲なのでしょう。

91位 Recipe (Number_i)

アルバム「No.I」からのリリース曲、R&B調の楽曲。ダンスもラップも上手いのでもったいないのですが、個人的にはこうした曲調で歌のみのシンガーグループになってくれても良いなと思ってしまいますね。

92位 シャルロッテ (水曜日のカンパネラ)

水曜日のカンパネラはYouTube出身ということにして良いと思うのですが、YouTuberではないですね。楽曲はガーナチョコレートのCMソング。

詩羽さんの声は好きですけど、声質的に単調に聴こえるのでどの楽曲も同じように感じるのは辛いところ。

95位 かわいいだけじゃだめですか? (CUTIE STREET)

CUTIE STREETは8人組女性アイドルグループ、MVはいずれ付くのでしょうが現在はサムネイルだけです。かわいらしさを押し出した楽曲ですが平均年齢21ほどになるはずなので、それだけで良いのかという話を歌にしているのでしょう。

狩生

  ■ フリーダウンシフター ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
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読書 / 英語小説 / 古代史研究 / ドロー系 / ウォーキング / python / 脱消費主義 / 新米ブロガー

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