YouTubeMusic JAPAN Weeklyランキング 2024年12月13日〜12月19日を見ていきます。
Top100の概要 かわいいだけじゃだめですか?
先週のランキングより入れ替わった曲は21曲、新ランクインは7曲、リエントリー14曲でした。年末商戦がようやく終わった感じがします。
今週1位は「かわいいだけじゃだめですか? (CUTIE STREET)」が獲得しました。ランクイン13週目ですが、じわじわ順位を上げての1位となりました。再生数も十分に多いので何かの間違いというわけではなく広域的なヒットになっているのだと思います。
この楽曲は最初はMVも付いていなかったので次の週には消えるのだろうと考えていたのですが、かなり意外な結果となりました。一週回ってブリブリ系アイドルグループになっているわけでしょうが、来年もこの流れになるのかは楽しみなところです。
Top10は「かわいいだけじゃだめですか? (CUTIE STREET)」が先週8位から1位になった以外はほとんど変化はありませんでした。
Top100では○
今週のTop100総再生数は1億3474万回、1位669万回、100位は46万回でした。
ポイント考察:NewJeansはどこへゆくか
NewJeansについて何か真新しい情報を知っているわけではありませんが、つらつらと考えてみたいと思います。
今年の初めから様々な報道がなされるようになっているNewJeansですが、未だになんの問題も解決されないまま年が明けてしまいそうな状況になっています。韓国では通常のことなのかもしれないですが、部外者から見ている限り少々話がこじれすぎなのではないかと感じます。
韓流ドラマはそれほど見たことはないのですが、登場人物はドラマをそのまま演じているかのようにも見えます。当初の問題は既に法廷に舞台が移って久しいはずなのですが、全く結論というものが出る雰囲気もないままに継続する問題が次々に生まれ続けています。
このいつまでも結論が出ない感じは基本的にHYBEの態度に起因しています。メンバー側の決断に対しても新しい判断を示すことを避け続けているように見えます。
あり得る結論から逆算するのであれば、この問題の帰結はNewJeansの独立と活動を認めることしかないわけで、どういう形でそこに落ち着かせるかという話にしてゆくしかないはずです。
このまま主張を振りかざしたままであれば傷がどんどん深くなるだけでしょうし、失われる信用などのほうが大きな損害になってしまうでしょう。また立場を利用してNewJeansの新しい活動を妨害するようなことはK-POP業界全体への不信感を高めることにしかならないでしょう。
アーティストはK-POP文化を支える主要な存在になってゆくでしょうが、その裏方であるメディアや業界関係者の果たしてきた役割はこれからどんどん縮小してゆくことになるでしょう。文化を振興し受け継いでゆくためには常に新しい世代からの支持が必要です。
この件を契機にして、業界全体でアーティストの権利を大幅に認める方向に舵を切るべきで、そうした自己改革が出来ないのであれば、当面K-POP文化が低迷することは避けられないのではないかと考えます。
来年以降のNewJeansの飛躍を期待しています。
今週の新ランクイン曲
今週の新ランクインは7曲。アンサム化予想曲は今週68位 「雪明かり (Yukiakari) (&TEAM)」にしたいと思います。
今週のリエントリー曲ではないですが、公開オーディション番組No No Girlsの盛り上がりの影響で今週43位「NG (ちゃんみな)」今週64位「B級 (ちゃんみな)」が入っています。
また今週45位「Subtitle (Official髭男dism)」今週56位「白日 (King Gnu)」今週72位「First Love (宇多田ヒカル)」今週78位「逆夢 (King Gnu)」今週79位「サウダージ (ポルノグラフィティ)」今週88位「そんなbitterな話 (Vaundy)」など新曲ラッシュの揺り戻しでリエントリーが増えています。
21位 み む かゥ わ ナ イ ス ト ラ イ (ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ)
ぬぬ(以下略)はボカロP。氏の経歴を見てもなんだかよくわかりませんでした。ネタ曲に強い人のようですね。
少しわかりにくいですが音源は初音ミクで彼女がUNOをしている様子が描かれています。MVなどすべて作者自身の手で作られているそうで、ボカロ文化は着実に強くなっているんだなと思います。
23位 Walkin On Water (Stray Kids)
Stray Kidsの今年リリースのランクインはこれで7曲目で、アイドルグループとしてはかなり多いです。ただ7月の「Chk Chk Boom」の5位が最高位で、それ以外の曲があまりパッとしていないのも確か。
この曲でもそうですが、ずっとチキチキ言ってた印象ですね。
[▶] Walkin On Water
52位 50% (Official髭男dism)
50%で頑張ろうという話ですね、疲れている人へのメッセージなのですが、何か流行りがあるのか示し合わせているのか知りませんけども、最近他のアーティストでも同じような感じで出ている気がしますね。何なんだろう。
[▶] 50%
59位 Knock Knock (ピラフ星人)
ピラフ星人はYouTubeからのアーティストだと思うのですが、詳細は不明。プロモーションが前のめりすぎるのか微妙にうまく行っていない感じがします。技術的に圧倒できていれば問題ないのでしょうけどねえ。
[▶] Knock Knock
67位 クリスマス・イブRap (KICK THE CAN CREW)
今年は山下達郎の「クリスマス・イブ」は無かったことになったのかと思っていたのですが、まさかのサンプリングで登場。2001年のKICK THE CAN CREWのアルバム曲でこの楽曲自体が年代モノという感じ。当時はサンプリングという文化は一般的ではなかったでしょうからネタ曲的な扱いだったのかな、まるまる入ってるし。
[▶] クリスマス・イブRap
68位 雪明かり (Yukiakari) (&TEAM)
もう&TEAMはいろいろ格が違うなあと思いますね。個人的にボーイズグループの多さにはうんざりしているところもあるので、&TEAMに勝てるところがないならいっそ諦めてほしいと思わなくもない。
[▶] 雪明かり
70位 クリスマスキャロルの頃には (稲垣潤一)
もちろん1992年の曲で新曲ではないです。昔の定番曲をクリスマス前にストリーミング登録してくれたのかと思っていたらMVを新しく作ったと書いてありますね。
今年最後のクリスマスソングになりました。
[▶] クリスマスキャロルの頃には
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