YouTubeMusic 2024年 楽曲ランキング

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YouTubeMusic Weeklyの週間再生数Top100(2024年1月4日の週から2024年12月26日の週)にランクインした楽曲について集計してみました。

楽曲のランクイン期間が長期化していますので、楽曲のリリース時期により再生数の持つ意味はかなり変わります。この集計は楽曲の評価をつけるものではありませんので、ご理解の上ご覧ください。

アーティスト別の集計はこちら。

YTM Weekly 2024年 楽曲ランキング トップ50

今年ランクインした楽曲数は975曲。年間総再生数は65億回、平均再生回数668万回、再生中央値170万回、45位までで全体の50%の再生数を稼いでいました。

2024年のランキングは以下のような結果になっています。

順位タイトルアーティスト再生回数
1位Bling-Bang-Bang-BornCreepy Nuts358640686
2位ライラックMrs. GREEN APPLE171995052
3位晩餐歌tuki.163312433
4位はいよろこんでこっちのけんと143129367
5位Ado142058774
6位GOATNumber_i126736076
7位幾億光年Omoinotake122210763
8位ビビデバ星街すいせい110547729
9位鬼ノ宴友成空103790619
10位アイドルYOASOBI94424559
11位勇者YOASOBI89380951
12位ファタールGEMN81584729
13位さよーならまたいつか!- Sayonara米津玄師75425024
14位オーバーライド吉田夜世73839845
15位I wonderDa-iCE65798815
16位晴るヨルシカ62384421
17位MagneticILLIT60984657
18位オトノケCreepy Nuts60562410
19位モエチャッカファイア弌誠58512958
20位BONNumber_i57414573
21位SPECIALZ (Live)King Gnu55439053
22位花になって緑黄色社会53027649
23位混沌ブギjon-YAKITORY52306708
24位APT.ロゼ & ブルーノ・マーズ52231318
25位メズマライザーサツキ51117784
26位ケセラセラMrs. GREEN APPLE49916014
27位最高到達点SEKAI NO OWARI49157032
28位Bunny GirlAKASAKI44205898
29位BREAKOUTSnow Man43733890
30位EMPIRESnow Man40149188
31位タイムパラドックスVaundy39894760
32位青のすみかキタニタツヤ39629003
33位かわいいだけじゃだめですか?CUTIE STREET39420739
34位INZMNumber_i38220383
35位オレンジSPYAIR37700131
36位UNDEADYOASOBI36350360
37位familieMrs. GREEN APPLE32937048
38位LOVE TRIGGERSnow Man32777201
39位わたしの一番かわいいところFRUITS ZIPPER32589449
40位愛包ダンスホールHIMEHINA31738028
41位ONE SPARKTWICE31150312
42位人マニア原口沙輔30486120
43位夢幻MY FIRST STORY & HYDE30145418
44位Weʼll go togetherSnow Man27914711
45位Supernovaaespa27414717
46位君は僕のものSnow Man26367116
47位DearMrs. GREEN APPLE25760465
48位SoranjiMrs. GREEN APPLE25178900
49位シカ色デイズ潘めぐみ 他25048474
50位おかえりTani Yuuki24865467

解説

2024年にYouTubeMusicで最も聴かれた楽曲は「Bling-Bang-Bang-Born (Creepy Nuts)」となりました。

この曲の初出は1月18日の週で、2月以降は10位以下に落ちることなく今週で50回連続ランクイン中です。また2月から7月にかけて20週間連続1位を達成、グローバルチャートでも1位を獲得しています。

また総再生数でも3億5000万回と2位の「ライラック (Mrs. GREEN APPLE)」とダブルスコアの差をつけました。

Mrs. GREEN APPLEは1位は逃しましたが、年間を通してランキングを独占するような勢いがありました。年間Top50でも5曲をランクインさせています。ミセスの活躍がめだった1年でした。

また別の記事でまとめるつもりですが、アーティスト別年間ランキングではおそらくミセスが1位になると予想していましたが、ダブルスコアの壁は厚そう。

3位から10位まで tuki. こっちのけんと Ado 星街すいせい 友成空と個人色の強いアーティストが並びました。昨年から個人クリエイターやバイラル系出身の歌い手、Vtuberの活躍が目立つ傾向が強くなっていると思います。

Adoについては昨年までのランクイン数から考えるとかなり減った印象はあります。活動の方針が変わった影響が出ているのではないかと思います。

YOASOBIに関しても相変わらず活躍は目立つものの、ランキングとしては昨年年間首位の「アイドル」の勢いに今年の新曲では越えることができませんでした。若干の失速を感じることは否めませんが、来年の活躍に期待したいと思います。

また音楽メディアを中心として今年デビューの Number_i の活躍が目立っていた気がします。「GOAT」は男性ボーカルグループとしては首位と言えるでしょう。

Omoinotakeは「幾億光年」がヒットしたのですが、その後の曲はあまり目立たないまま消えてしまいました。

昨年と比べてK-POPアイドルがかなり減った印象があります。「Magnetic (ILLIT)」「APT. (ロゼ & ブルーノ・マーズ)」が世界的にヒットしたのですが、あとは「ONE SPARK (TWICE)」「Supernova (aespa)」がかろうじて入った感じになっています。

国内のアイドルグループは男性では Snow Man だけでしょうか。Number_i はもうアイドルという枠ではない気がします。女性もASOBISYSTEMの FRUITS ZIPPER と CUTIE STREET だけですね。ストリーミングサービスのアイドルの弱さが目立つ結果ではないかと思います。

ボカロ曲では「オーバーライド (吉田夜世)」「混沌ブギ (jon-YAKITORY)」「メズマライザー (サツキ)」「人マニア (原口沙輔)」と大御所が一通り入り、米津玄師などボカロを手掛ける歌い手も入っているので、音楽ジャンルとして一勢力を確立した感じがあります。

総評

全体的に昔のメジャーレーベルからの歌い手はアイドル以外は姿を消しつつあり、個人もしくは零細なレーベルの歌い手が主流になりつつあるようです。

音楽ジャンルも特にヒップホップ色が強い曲もなく、R&B曲と言える曲もなく、現代的なJ-POPだと言うしかない感じで全体としての傾向はつかめませんね。おそらく音楽消費の個人化が進んだ結果でもあるのでしょう。

最後に、上記ランキングはタイトルの修正、ライブ版などで複数ある動画などの影響で若干集計としてはおかしいところもありますが、できるだけそのまま算出しています、ご了承ください。

狩生

  ■ セミリタイヤブロガー ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
  ■ のんびり生きましょう ■

読書 / 古代史研究 / ウォーキング / ダウンシフター / ドロー系絵描き / AppSheet / 脱消費主義 / 英文小説

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