今週のYouTubeMusic Weekly楽曲ランキング 2024/5/10

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YouTubeMusic JAPAN Weeklyランキング 2024年5月10〜5月16日を見ていきます。

Top100

今週は入れ替わり曲が22タイトルもあり、最近では珍しい状況かもしれません。新着曲数も17となっています。

メズマライザー(サツキ & 初音ミク & 重音テト)が5位に初登場した以外は上位陣は比較的安定しています。ビビデバ(星街すいせい)が2位に順位を上げ、Bling-Bang-Bang-Born(Creepy Nuts)が13週連続1位を達成しました。

今週のTop100総再生数は1億3466万回、一位 Bling-Bang-Bang-Born(Creepy Nuts)は984万回、100位は44万7千回でした。

今週の新着曲

今週の新着曲は17タイトルとなりました。

これから企画として毎週のウィークリーランキングの新着曲を見てゆこうと考えています。それぞれの楽曲を調べて簡単にまとめます。企画の目的としてはあくまでもデジタルコンテンツとしての音楽の最新の動向を分析することにあります。

私はそれほど音楽の専門的な知識を持ち合わせているわけではありませんので、本来であれば無理のある企画なのですが、個人的な感想を主体に主観的にまとめようと考えております。個々の楽曲への論評自体を目的にしているわけではありませんので、ご理解いただけると幸いです。

新着曲は比較的短期的に再生数が伸びたものが多くなり、継続的に再生され続ける楽曲は少ないと予想しています。ここではコンテンツの評価として再生数を軸にしてゆきますので、短期消費されそうな楽曲への評価は少し厳し目になってしまうかもしれません。

始めたばかりなので傾向などはまだ見えていないのですが、今週の新着曲はまず韓流の楽曲がやたら多いです。今どきリリース時期をぶつけ合うような手法はないと思いますが、何らかの事情で多くなっていると思います。

また韓流とボーカロイド曲と老舗男性アイドルグループの新曲、フリーランス系で占められていて、いわゆる邦楽的な楽曲はほぼありませんでした。

5位 メズマライザー (サツキ 初音ミク・重音テトSV)

個人的にボーカロイドとボカロ曲、ボカロPを応援したい気持ちは本当にあるのですが、継続的には聴いていないことと、ボカロ曲への基本的な知識に欠けていることもあってなかなか感想をまとめることも難しいです。

バイラル系ヒットなのですが、どういう経緯でこの曲が発表されたばかりでランクインしたのかも不明です。(ボカロ曲ジャンルで?)YouTube歴代最速テンミリオン達成らしいので、おそらくPの知名度がかなりあるということなのでしょう。

楽曲自体も実感的に咀嚼できていないので、こうした曲が主流になるとしたら、いきなりですが音楽をどう評価してば良いか途方に暮れてしまいます。

15位 Lose My Breath (Stray Kids)

Stray Kidsは韓国の8人組男性グループでセルフプロデュースで活動しています。ファンの規模なども下記のSEVENTEENと同じくらいです。

「Lose My Breth」はEDM曲で少し単調な感じもしますが、美しいMVとメンバーのしなやかでキレのあるダンスが映える曲になっています。

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19位 初恋キラー 乃紫 (noa)

乃紫(noa)は日本のアーティストですが、いろいろ伏せられているので実態はよくわかりませんでした。TikTokのWeeklyTopで「全方向美少女」が2週連続1位になったそうで、バイラル主体の歌手という理解で良いようです。

「初恋キラー」はUGCとしてはキャッチーで良質、たしかにショート動画などに向いていると感じました。ただ常用BGMプレイリストの一つとして聴くには少し難しいでしょうか。MVのイラストイメージはタイトルや歌詞からしたら当然こうなりますよね。

27位 Come Back Here (SixTONES)

邦題は「ここに帰ってきて」になっています。映画「言えない秘密」の主題歌。SixTONESは前曲「音色」(今週60位)もまだランクイン中。両A面になっている「GONG」のほうはまだ入っていません。

「ここに帰ってきて」は切ないラブソングで、MVでは歌の上手さを全面に出したシンプルな構成になっています。ただYouTubeバージョンになっているせいか楽曲の進行が少し中途半端になっている印象があったでしょうか。個人的には男性の甘い歌声は苦手なので「音色」のほうが爽やかで好きです。

SixTONESは日本の6人組男性アイドルグループで、いわゆるジャニーズ系のアーティストです。「音色」のMVで初めて存在を知ったこともあって、歌の上手い爽やかな兄ちゃんたちという先入観があったのですが、ウィキペディアを読むとなかなか大変なグループ経歴になっています。

基本的にメンバーが出演した映画やドラマのタイアップでリリースされる曲が構成されており、アイドルグループとしては王道的な売り方ということなのでしょうね。

31位 Supernova (aespa)

aespa(エスパ)は韓国の4人組女性アイドルグループ、メンバーは韓国2人日本1人中国1人という多国籍構成になっています。2020年の結成以降、継続的に曲をランクインさせており、Top100の中位で数ヶ月粘ることが多いです。

「Supernova」はKラップでなんとも表現しづらい曲です。MVはそれなりに凝っているのですが特に惹きのある感じもしないので今回は苦戦するのではと予想。

39位 Love seeker (JO1)

JO1は日本の男性グループアーティスト。オーディション番組から生まれた11人組、活動領域としてJ-POPとK-POPの融合があるそうで、曲調もたしかにそんな印象があります。

デビュー以来安定してランクインさせ続けていますが、リリース週以降はTop100の下位に沈むことが多いです。これは安定的なファンもいる一方で追加的な支持をあまり得られていないからではないかと勝手に分析しています。

「Love seeker」は典型的Kラップ曲で、MVのダンスはかっこいいと思うのですがK-POP的なあざとい演出がそろそろ古臭く感じられる気がしなくもないですね。

43位 LALALI (SEVENTEEN)

MAESTRO(今週23位)が好調なSEVENTEENは、新曲「LALALI」(今週43位)と「Cheers to youth」(今週100位)と3曲同時ランクインを達成しました。

MAESTROはダンス・ポップでバキバキに踊っているMVでしたが、LALALIは王道的なKラップ曲になっています。

SEVENTEENは来年に結成10年になる韓流男性ヒップホップグループで、韓流ではもう老舗アーチストですね。テレビの企画から始まった男性グループで韓国では非常に人気があります。昨年末には紅白歌合戦にも出場しました。今は変わっているのかもしれませんが、ファンの投票で運営の内容が決まるということで、結成当時は日本国内でも話題になっていたと思います。

49位 Accendio (IVE)

IVE(アイブ)は韓国の6人組ガールズグループ。コンセプトが成長型ではなくて完成形のグループということで、メンバーの美形とスタイルの良さも相まって実際にスキのない感じのアーティストになっていると思います。

「Accendio」は曲のほうはスタイリッシュなK-POPという感じですが、MVのほうは若干コミカルなアクション風味になっています。前作の「해야(HEYA)」もまだ今週45位にありますが、個人的にも「해야」のほうが完成度的には高いのかなと思います。

64位 嘘ミーム feat. 初音ミク (ピノキオピー)

神っぽいな」のピノキオピーの新作、個人的にボカロ曲は難しいと感じることが多いのですが、この「嘘ミーム feat. 初音ミク」は比較的理解しやすいですね。素直に納得してしまえば良いのでしょう。

MVのイラストやビデオもすべてPの手に拠るものだそうで、毎度ながらボカロPのマルチな才能には驚ろかされます。きっとこうして音楽は個人のものになってゆくのでしょう。

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66位 Hope Is the Thing With Feathers (ROBIN & HOYO-Mix & Chevy)

ゲーム「崩壊スターレイル」エンディング曲、邦タイトル「翼の生えた希望」 ゲームの内容なども一切知らないのですが、おそらくシリーズものの既存作品の続編なのだと思われます。いずれも使用されている楽曲のほうは聴いたことがあって記憶に残っています。

MVにゲームのムービーの一部が使用されるのは慣例なのでしょう。アニメ調3DCGが美しく印象的なシーンが多いのですが、MVしか見ない身からすると、話の内容がいつもよくわからないのでモヤモヤしてしまいます。

楽曲自体はロックで懐かしい印象があります。壮大でクリアなゲーム世界のイメージととても合っていると思います。

表記がはっきりとはしていないので正確ではないかもしれませんが、基本的にHOYO-MIXは曲のプロデューサーであり、ボーカルがChevyなのでしょう。ROBIN氏は結局何をしている人なのかよくわかりませんでした。ゲームのプロデューサーなのかな。

69位 夢幻 (MY FIRST STORY & HYDE)

アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」主題歌、MY FIRST STORYは今知りましたが、もう結成10年以上の老舗ロックバンドだそうです。近年は配信限定で楽曲を出すことが多いようです。HYDEはもちろんL’Arc〜en〜Cielのhydeですが、この組み合わせになった経緯はついては不明。

恥ずかしながら「鬼滅の刃」は漫画もアニメも見たことがないのでわからないのですが、おそらく歌詞のイメージなどをかなり寄せてあるのでしょうね、アニメ主題歌として違和感のない仕上がりになっていると思います。

73位 moooove!! (King & Prince)

King & Princeは日本の男性アイドルグループで、いわゆるジャニーズ系。結成以来からのいろいろな変遷ののち、現在は2名で活動しているそうです。また脱退した元メンバーの3人が昨年からNumber_iとして活動中。

当ブログとしてはストリーミング音楽が主流になると音楽コンテンツ事業は小規模化あるいは個人事業化してゆくと予想しているので、大規模芸能事務所とタレントという構図がどうなるかは注目してゆきたいところです。

ショートバージョンでしたので詳細は不明ですが、楽曲はキレのあるヒップホップダンス、ラップとR&Bを合わせたような感じです。

78位 Romantic (SEKAI NO OWARI)

おそらく詩先の曲で、盛り上がりはあまりないけれどほんわりとした聴きやすい曲ですね。SEKAI NO OWARIもすでに10年選手ですが、比較的商業風味は抑えているほうだと思いますね。音楽CDが終わる中でそれでも足りなくなってくるのかもしれませんね。これからの変化に期待したいと思います。

85位 なんもない (feat. 星街すいせい & sakuma.) (MAISONdes)

MAISONdesに星街すいせい登場、すいちゃんはこうした畳みかけの効いた曲が上手いですね。個人的にはビビデバより好きです。

MAISONdesは音楽アーティストコラボのプラットフォームで、歌い手や作り手が新しい作品を生み出す場。これまで「ヨワネハキ」や「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」などがあります。

これから音楽コンテンツ制作が個人化してゆくとしても、個人の才能にはどうしても偏りがあり、分業体制はどうにか準備する必要はあるでしょう。コラボレーションの推進は状況に整合的なのでこうした流れは加速するのでしょうね。

88位 おかえり (Tani Yuuki)

W / X / Y」や「もう一度」のTani Yuukiは個人勢音楽アーティストとしてはトップ集団の1人だと思っていたのですが、活動内容的にはもう個人の域を超えている感じですね。MVもクレイアニメだったりして非常に凝っています。

追記:記事公開後に気づいたのですが、この曲のMVは1年前に出されたもののようです。 おそらくライブツアーなどを控えて盛り上がってきたということなのでしょう。こうした現象を見ると曲の新しさにたいして意味がなくなってきたのだなと思います。

90位 Feel the POP (ZEROBASEONE)

ZEROBASEONEは韓国の9人組男性アイドルグループ。多国籍グループで期間限定で活動中。人気はトップグループと比べると若干燻っている感じでしょうか。「Feel the POP」はその名の通り典型的K-POP。

個人的に韓流イケメンアイドルのMVを見るのは少し負担を感じる体質なので辛い。女性アイドルだと見入るぐらいなので単純に申し訳ない。

100位 Cheers to youth (SEVENTEEN)

曲の表記はCheers to youthになっていますが、ハングル表記で청춘찬가、日本語だと青春讃歌になるのでしょう。オーソドックスなK-POP曲ですが歌い上げる感じが良いと思いました。残念ながらMVはまだないようです。

狩生

  ■ フリーダウンシフター ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
  ■ のんびり生きましょう ■

読書 / 英語小説 / 古代史研究 / ドロー系 / ウォーキング / python / 脱消費主義 / 新米ブロガー

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