YTM週間Ranking 10/4〜10/10 長期ランクイン

スポンサーリンク

YouTubeMusic JAPAN Weeklyランキング 2024年10月4日〜10月10日を見ていきます。

Top100の概要 アニメMVの台頭

今週の入れ替わり曲は21曲、新ランクイン曲は12曲、リエントリー9曲でした。

今週の1位は「モエチャッカファイア (弌誠)」が558万回再生でひとつ頭抜けしました。

Top10は先週と順位の変動があまりなく、安定化した感じがします。おおよそ週間200万回再生が10位に入る目安になりつつあります。

Top100では今週の50位以上に新ランクイン曲が5曲入り、上位安定の構図がようやく崩れ始めたのでしょう。新しい定番曲が生まれるのかもしれません。

いまさら指摘することでもないかもしれませんが、ランキング全体でMVがほぼアニメ調の動画で占められつつあり、実写MVのほうが肩身が狭い感じになってきました。アニメも安くはないにしてもコストの問題も大きいでしょうし、アーティストにビジュアルが求められなくなってきている傾向もあるのでしょう。

YTMの再生数が一月ぶりに回復しました。音楽やMVの鑑賞は他のコンテンツとの関係で趣味としては難しい面がありそうですが、聴く人がいなければ文化としても産業としても成長しないのでなんとか持ち直して欲しいものです。

今週のTop100総再生数は1億1252万回、1位は558万回、100位は44万回でした。

ポイント考察:長期ランクイン曲を見る

今週のランキングから長期間ランクインしている曲を見ていきます。年間で52週なので50週前後ランクインすれば長期ランクイン曲と呼んで良いでしょう。長期でランクインした曲は総再生数も多く、リスナーの聴き馴染みを得ているため圏外に落ちても再びエントリーしてくることも多いです。

再生数が多いということから曲の完成度などの複数のポイントで優れていることが多く、そうでなければ長期間の再生数維持はできないということだと思います。いずれにしろ定番曲になるかならないかの違いがどこにあるかがこれからの楽曲制作ではポイントになってくるでしょう。

今週7位「晩餐歌 (tuki.)」56回

今週8位「 (Ado)」57回

今週30位「最高到達点 (SEKAI NO OWARI)」54回

今週32位「Pretender (Official髭男dism)」57回

今週58位「クリスマスソング (back number)」51回

今週73位「ツキミソウ (Novelbright)」53回

今週74位「 (菅田将暉)」52回

今週95位「神っぽいな(feat. 初音ミク) (ピノキオピー)」53回

年間で400曲ほど新ランクイン曲として入ってきていますが、長期ランクイン達成するには一年以上そうした目新しい曲に対しても飽きられることなく聴き続けられる必要があります。

長期ランクインはストリーミング時代になって現れた現象であり、やはり楽曲がヒットして長期に聴かれるためには初聴インパクトの大きさも必要ですが、多くの人に受容されるだけの味わい深さも必要なのでしょう。もちろん生活や文化的なイベントとともに聴き馴染みや思い出を形成して記憶されてゆくプロセスも大切になるのでしょう。

今週の新ランクイン曲

今週の新ランクイン曲は12曲。アニメの改編期なのかアニメタイアップが多い。アンサム化予想曲は今週12位「Bunny Girl (AKASAKI)」今週48位「アポリア (ヨルシカ)」今週81位「221 (feat. ZORN) (AKLO)」とします。

リエントリー曲では今週69位「スパークル (original ver.) (RADWIMPS)」7年前の「君の名は」テーマ、今週72位「逆夢 (King Gnu)」が2年前、今週73位「ツキミソウ (Novelbright)」が3年前。今週96位「キセキ (GReeeeN)」が14年前、今週98位「Tomorrow never knows (Mr.Children)」が11年前と古い楽曲が目立ちました。

このところの古い楽曲の再浮上の一部はCMに使用されたためのようです。テレビは見ないので確認はできないのですが、おそらくタイアップ費をケチっているんでしょうね。しばらくこの流れが続くのかも。

12位 Bunny Girl (AKASAKI)

AKASAKIは18歳の高校生シンガー・ソングライター。楽曲や声質が色っぽいのであまり若者な感じはしません。個人的には知らなかったのですが、いきなり200万回再生ですから前曲からかなり注目されていたのでしょう。

しかしクリエイターの時代が確実に来つつあるなという感じがしますね。ぜひ個人のままがんばってほしいと思います。

17位 NEW LOOK (MISAMO)

安室奈美恵の2008年の楽曲をMISAMOがカバーしたもの。これでTWICEのソロ活動も一巡した感じなのでしょうか。楽曲は懐かしい感じはするのですが、この曲でなければならない理由もない感じはしますかね。MISAMOの大人な雰囲気が微妙に楽曲テーマと合っていない気もします

ランキング上位から女性アイドルが消えていることを思えば、この順位に付けるだけでもさすがというべきなのでしょう。

19位 オトノケ (Creepy Nuts)

アニメ「ダンダダン」OP。楽曲だけ先週から公開されていたようです。アニメを知らないからだとは思いますが、少し楽曲の解釈が難しいと思いました。

33位 アスパラベーコン (Live) (7 MEN Samurai)

7 MEN 侍は旧ジャニーズJrのメンバーの7人で、動画は今年の夏のコンサートツアーの様子。概要では6人になっているので今はそうなのかも。この楽曲はYouTubeがきっかけで生まれたと書いていますが経緯は不明。

振り切ってやっているようなので別に良いのだけど、正直なところセンスはよくわからない。

48位 アポリア (ヨルシカ)

アニメ「チ。 -地球の運動について-」ED。アニメの方はいろいろ大変そうですが、どうなるでしょうね。楽曲はヨルシカ節な感じで、歌詞を自分で読み解きたい感じはあるのですが解説記事待ちしたいと思います。

65位 TAIDADA (ずっと真夜中でいいのに。)

アニメ「ダンダダン」ED。新曲だと思うけど、やはり他の曲と同じに聴こえる。

67位 僕は僕を好きになれない (櫻坂46)

前作とほぼ同じ感想ですが、叙述的な歌詞をユニゾンで歌うのはあまり音楽的ではないと感じる。現代演劇調なダンスも曲には合っていますが、ヒップホップ系ダンスを見慣れている目では評価しづらいですね。

70位 Summering (じん)

じんは日本のミュージシャンでボカロP、さまざまなジャンルのプロデューサーでもある。晩夏をテーマにしたのは面白いと思いました。

79位 情熱的ボーイ (ROF-MAO)

Vtuberの音楽進出もいろいろ大変そうですが、そろそろ一過性の流行で終わるかどうかが試される局面が来そうな感じで、特ににじさんじの男性ライバーはそうなのではと思いますね。

81位 221 (feat. ZORN) (AKLO)

AKLOは日本のラッパー。先日XGのコラボ楽曲に参加していましたね、ビートが同じなのかな?

87位 恋のABO (NEWS)

動画は先週にアップロードされていますが、2009年リリースの楽曲。少し前にサブスク解禁とかでニュースになっていましたね。一部がランクインしていますがあとどれくらいの楽曲があるんでしょうねえ。

92位 さくらガール (Live) (NEWS)

今年の大阪のライブ映像、結局映っている3人がNEWSの現メンバーなんでしょうね。

狩生

  ■ セミリタイヤブロガー ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
  ■ のんびり生きましょう ■

読書 / 古代史研究 / ウォーキング / ダウンシフター / ドロー系絵描き / AppSheet / 脱消費主義 / 英文小説

著者をフォローする
YouTubeMusicWeeklyRanking
スポンサーリンク
著者をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました