YTM週間Ranking 8/9〜8/15 「はいよろこんで」をよろこぶ

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YouTubeMusic JAPAN Weeklyランキング 2024年8月8〜8月15日を見ていきます。

Top100の概要 Mrs. Green Apple強し

今週の入れ替わり曲は21曲、新ランクイン曲は10曲、リエントリー11曲でした。

今週1位は先週に引き続き「ライラック (Mrs. Green Apple)」Mrs. Green Appleは今週5位に「familie (Live)」を新着でランクイン。今週6位に「点描の唄 (Live)」と10位以内に3曲を入れ、Top100でも6曲同時ランクインとなり、相変わらずの強さを見せつけています。

Top10では「Blessful (BE:FIRST)」が久々の新着でランクインしました。また「Supernova (aespa)」がおそらくTHE FIRST TAKE出演の影響で今週10位に浮上しています。

今週は80位以下の入れ替わりが増えてきた印象があります。はっきりと断言まではできませんがこれまでランキングを見てきて、一度80位以下に落ちた楽曲の再浮上は難しいような印象があります。これは定着曲と新曲パワーで食い込んだ曲で占められる上位と変動曲の境界がこのあたりにあるからなのだと思います。

今週のTop100総再生数は1億2348万回、1位は571万回、100位は47万回でした。

ポイント考察:グローバルヒット曲「はいよろこんで」

YouTubeMusicの週間ランキングはグローバルと各国別に出ています。たまに確認するとそれぞれの国のランキングにはそれぞれに特色が出ていて面白いです。基本的にそれぞれの国内アーティストが強い傾向にあるのですが、アメリカの楽曲が多い国なども多いですし、周辺国のアーティストが多く含まれている国もあります。

日本国内ランキングはいわゆる洋楽と言われる欧米のアーティストはほぼ入らず、韓国を中心に活動しているアーティストの占める割合が増えていると思います。

国内アーティストの楽曲はほぼ国内だけで消費されており、たまにアニメなどのタイアップされた楽曲などが東アジアのランキングに入ることがあります。

そのような中で先週のグローバルランキングにおいて48位(1088万回再生)にはいった「はいよろこんで (こっちのけんと)」を注目してみたいと思います。国内では先週2位(591万回再生)で韓国で20位(105万回再生)に入っていたことが確認できました。

今週も「はいよろこんで」はグローバル56位(1027万回再生)7週目になっておりグローバルヒット曲と言っても良いでしょう。

もちろん国内楽曲のグローバルヒットとしては「Bling-Bang-Bang-Born (Creepy Nuts)」が3月4日の週にグローバルチャート1位(3759万回再生)を達成しており、7月5日の週まで25週間ランクインしています。

ですから「はいよろこんで」はランキングとしては及んではいませんが、「Bling-Bang-Bang-Born」はメジャーレーベル曲であり、「はいよろこんで」はおそらく個人クリエイター曲であることが大きな違いとしてあります。

また「はいよろこんで」はSpotifyで聴けるとは思われますが、Spotifyの一部ランキングでは表示されないこともあり、音楽ストリーミングサービスにおいてさえ楽曲の登録や扱いが制作と視聴形態の変化についていけてないのかもしれません。

今週の新ランクイン曲

今週の新ランクイン曲は10曲、定番曲予想はMrs. Green Appleも強いでしょうが、「ひゅるりらぱっぱ (tuki.)」と「青嵐 (&TEAM)」にしたいと思います。

今週のリエントリー曲では今週37位「私は最強 (Ado)」今週33位「First Love (宇多田ヒカル)」今週99位「ピースサイン (米津玄師)」今週100位「サウダージ (ポルノグラフィティ)」など数年前の曲のリエントリーが目立ちました。

5位 familie (Live) (Mrs. GREEN APPLE)

Mrs. GREEN APPLEの新曲、動画は先日のライブ映像になっています。たしかに多幸感と優しさでいっぱいな感じが出ていて、きっと売れるのでしょう。

別に批判をしたいわけではないのですが、やはり意図的に歌詞の意味が取れないように構成されていることはどうにも受け付けられない。

8位 Blissful (BE:FIRST)

BE:FIRSTはCG世界で悪事を企む集団のイメージだったのですが、いきなりさわやかお兄さんグループになったようなMV。

楽曲は流行りでもある音数が少ない感じで緩め。おそらくダンスもカッチリしたものではないのでしょう。歌詞が直接表現しかないのはわかりやすくて良いけれどもう少しレトリックが欲しい気がする。

16位 虹 (Aqua Timez)

ドラマ「ごくせん」3部の主題歌で、動画は9年前のリリース。一応新着ランクインになっていますが、記録がないだけでリエントリー曲なのだと思います。ランクインはAqua Timezが再結成なのとTHE FIRST TAKEの影響と思われます。

個人的には初聴、MVの演出にやたら古さを感じるけれど、さすがに意図的なものなのでしょう。

47位 まぁいっか! (WEST.)

ジャニーズWESTから改名したWEST.。楽曲はポジティブな心情を歌ったもので楽しい。

MVは関西系ジャニーズ的なノリが強調されているのだろうけれど、けしてスタイリッシュにはなっていないので一般受けは難しいように感じる。それとも案外こういう感じがいまだに庶民的なのだろうか。

70位 ひゅるりらぱっぱ (tuki.)

PlayStation5ソフトのCMに使われているそうです。作曲できてこれだけ歌うことができるのですから素晴らしい。何よりこの歌詞がティーンエイジャーによって書かれたとは信じられない。

構成的にtuki.の代表曲にまでなるかは微妙なところかもしれませんが、個人的にはベストにしたいと思います。

72位 Mamushi (feat. Yuki Chiba) (ミーガン・ジー・スタリオン)

ミーガン・ジー・スタリオンはアメリカのラッパー、歌手。身長178cm。千葉雄喜は日本のラッパーで音楽プロデューサー。今年2月「チーム友達」をリリース。

MVはいろいろな意味ですごいとしか言えない。しかし個人的にラッパーに共通してある成り上がり自慢、願望、仲間仲間のようなノリがどうしても共感できないので、彼らが何をどう表現しようとしているのかがさっぱりわからない。

79位 Friends, Family & God (feat. G-k.i.d & KEIJU) (Kvi Baba)

Kvi Babaは大阪のラッパー、シンガー・ソングライター。

ラッパーは成功してごついネックレスをして仲間仲間言ってるタイプと、痩せてやたら周囲の人への感謝を歌ってるタイプがあると思うのだけど何なんだろうかといつも思う。別にそれが悪いわけではないけれど当たり障りがないからそう歌っているんじゃないのかと思ったりもする。

90位 青嵐 (&TEAM)

&TEAMはHYBEの日本支社所属の9人組他国籍ボーイズグループ。韓流イケメングループだがメンバーの大半は日本人。

楽曲は爽やかでとてもよい夏曲。歌うのもかなり難しいと思われるが相当に上手くまとめている。

国内ではまだあまり注目されていないようだけれど、これからのボーイズグループは&TEAMのもつ構成要素が必須ラインになるのではないか。

95位 JJAM (Stray Kids)

今週もStray Kidsは新曲を入れて来ました。今週43位「Chk Chk Boom」の関連曲だと思いますが、こんなにプロモーションを分散させるものなんですね。

楽曲は残念ながら他曲と比べてあまり特徴がない印象ですかねえ。

97位 Bye Bye Bye (イン・シンク)

イン・シンクはアメリカの男性グループで2002年に活動休止しています。新着ランクインになっていますが、動画のリリースは14年前です。

すでに4億回近く再生されているので、有力定番曲の思い起こし再生ではないでしょうか。もしくはカバーなどの2次的利用があったのかもしれません。

狩生

  ■ フリーダウンシフター ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
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