YTM週間Ranking 12/20〜12/26 口パク論争

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YouTubeMusic JAPAN Weeklyランキング 2024年12月20日〜12月26日を見ていきます。

Top100の概要 2024年お疲れ様

先週のランキングより入れ替わった曲は19曲、新ランクインは6曲、リエントリー13曲でした。

ようやく年末進行が終わった感じかな。本年当サイトをご覧いだたいた方々には本当に感謝申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。

今週1位は「APT. (ロゼ & ブルーノ・マーズ)」が再奪還しました。グローバルチャートでも1位を続けているので強いですね。ただこの強さがどこから来ているのかはよくわからない。忘年会シーズンだからなのかな。

Top10は先週1位の「かわいいだけじゃだめですか? (CUTIE STREET)」が今週4位に後退した以外は波乱なしです。あと先週10位「Strategy (feat. ミーガン・ジー・スタリオン) (TWICE)」が今週17位に後退しています。

Top100では新曲ラッシュの揺り戻しが続いてる感じがあります。クリスマスや季節モノのリエントリーが目立ちました。

今週のTop100総再生数は1億3954万回、1位615万回、100位は48万回でした。

ポイント考察:口パクとライブパフォーマンス

先日の生放送の音楽番組で複数のアイドルグループがマイクリレー形式で一つの曲を歌うという企画がありました。そこでは前半のいくつかのグループは事前の音声を被せていたのですが、後半のグループは生歌になっていました。

ただその違いがパフォーマンスに落差を生んでしまう結果になったので、SNSなどでアイドルの生歌と口パクについての論争になっていました。もちろんこの話題は古くからあり珍しいものではありません。

アイドルと生歌については、特にK-POPのライブパフォーマンスにおいて昨年から今年にかけて口パクやカブせから生歌主体になるという変化がありました。またこれとは別にスタジオでのパフォーマンス収録では修正が入ることが常態になってきたという流れもあるでしょう。

音楽を聴く人にとっては既に整形された歌声のほうが基準になっており、まれに整形されない生歌を聴いたときのほうが違和感を感じてしまうのではないかと思います。

一方でダンスボーカルグループなどはダンスしながら歌うというパフォーマンス形式になっていますが、やはりこの2つを両立させることは難易度が高いという現実もあるようです。

勢いライブパフォーマンスでは口パクやカブせという選択になりやすいのですが、それでは音源ではない歌声を聴きに来た聴衆側の満足度は上がらない結果になってしまうという問題が生まれます。

近年では音楽ストリーミングサービスの影響で、聴いている楽曲を誰が歌っているかを意識することが減ってきていると思います。またボーカロイドや生成AI、歌ってみた動画の普及などでボーカル主体アーティストの存在意義が問われるようになるのも時間の問題でしょう。

その人が歌うことの価値、その人しか歌えない曲、上手く歌うための長期間の努力の跡、生歌でしか伝えることができない感動。

これからはこうしたものが実際に存在するのかどうか、アーティストが提供できるかというところに人間が歌う音楽文化の存続がかかっているような気がします。

もちろん当面は音源や収録パフォーマンスでは整形した歌声でも良いでしょう。音源だけのアーティストなども生まれるのかもしれません。

ただライブを主体活動にするアーティストにとっては辛いところですが、ライブパフォーマンスでは音源と同等かもしくは越える生歌を披露できないなら、次第に存在価値を示せなくなってくると予想します。

今週の新ランクイン曲

今週の新ランクインは6曲でした。ようやく通常程度に復帰してほっとしています。今週のアンサム化予想曲は残念ながらありませんでした。

今週のリエントリー曲は多かったのですが、クリスマス関係の季節モノ曲のランクインが目立ちました。今週85位「silent (SEKAI NO OWARI)」今週86位「I LOVE… (Official髭男dism)」などが印象に残りました。

26位 刀ピークリスマスのテーマソング2024 (ピーナッツくん)

もはや年末に現れる奇曲、今年で5年目だそうです。テーマソングというよりラブソングですね。

[▶] 刀ピークリスマスのテーマソング2024

44位 ランナウェイ (鈴木雅之)

THE FIRST TAKEの動画になっています。ランナウェイはラッツ&スター、シャネルズの楽曲で登録楽曲ではないのでしょう。先日は田代まさしも復活したというニュース記事も見ましたし、そういう流れなのでしょうねえ。それにしてもこの順位に付けるのはさすが。

[▶] ランナウェイ

56位 マシュマロパンチ (feat. 午前0時のプリンセス) (しなこ)

どうも音楽ランキングをウォッチしている限りはしなこからは逃げられないということなのでしょうねえ。今曲は咀嚼音が入っていないからなのか、なんとか無事に聴き終えられました。

[▶] マシュマロパンチ (feat. 午前0時のプリンセス)

77位 卒業写真だけが知ってる (日向坂46)

いまさら言っても仕方がないのですが、独白的歌詞がどうにもむず痒い。音数が足りていないのか字余りな歌唱も気になってしまう。あと曲調のバリエーションを増やすつもりないんでしょうかねえ。みんな同じに聞こえるというのも変な話ですが。

本人たちは頑張っている感じだけは伝わってくるのでかえってモヤモヤしてしまいます。

[▶] 卒業写真だけが知ってる

88位 ゲレンデがとけるほど恋したい (広瀬香美)

1995年のリリースになっていて一応新ランクインですが来年で30年目になる楽曲です。広瀬香美は一時期は冬の女王みたいな話になっていましたね。今週93位に「ロマンスの神様 (広瀬香美)」も入っています。

季節モノということなのでしょうが、最近の音楽チャートはリバイバル的な流れが来ている感じもしてきました。

[▶] ゲレンデがとけるほど恋したい

91位 Christmas Love (Stray Kids)

今週69位「Walkin On Water」のアルバムバンドル曲なのかな。もちろん季節もの曲になっていて、楽曲の完成度が高いので季節ごとに復活してくるような気がします。

さすがにこの曲ではチキチキは言っていませんが、日本語歌詞なんですね。来年はさらに飛躍してほしいところ。

[▶] Christmas Love

狩生

  ■ セミリタイヤブロガー ■
  ■ 減速ライフを実践中! ■
  ■ のんびり生きましょう ■

読書 / 古代史研究 / ウォーキング / ダウンシフター / ドロー系絵描き / AppSheet / 脱消費主義 / 英文小説

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